ご覧頂き、ありがとうございます。今回が4回目の出品です。 <br>腹部のサインは識別サインであり、ルアー名ではありません。 <br>今回は、3色、3個の出品です。 <br>複数落札の場合、まとめ配送手続きをお待ちしております。 <br> <br>本モデルは、48hs ヘビーシンキングモデルです。前回から改良を行いました。開発時のコンセプトは、バルサながらインジェクション並の沈み早さとバルサの泳ぎの両立を狙ったものであり、深場狙いのモデルとして作成しました。前回は深場一点狙いでしたが、これを改良し、使える幅を広げました。足首以上の深さから、腰以上の実用的な深場まで対応します。 <br>また、バルサの切出しから、全てのテンプレートを一新し、見た目のクオリティも上がっております。そろそろ見た目の向上も限界にきていると思います。工程を全て変え、失敗もしたので、出品数がかなり少なくなってしまいました。 <br>次回出品は6月か、7月の予定です。10個は出品したいですが、個数は確約できませんし、塗りたいカラーが一巡するまで、同じカラーは塗れませんので、気に入って頂けた場合は、本モデルをよろしくお願いします。 <br> <br>前回落札して頂けた方々については、早くも改良となってしまい、申し訳ございません。前回は少し巻きスピードがピーキーでした。深場を意識して、普段使いは、48sの出番と思っていました。しかし、これでは使い難いと思い始め、特徴はそのままに、よく泳ぐモデルに改良しました。前回があったからこそ、改良できたモデルです。これ以上の改良は、今の所、その他のモデル含めて考えておりません。 <br> <br>カラーは、ドリーバーデン婚姻色チャートオレンジです。クリアーダークブラウンから、クリアーエメラルドのグラデーションが美しく、朱点はうるさくならないようにバランスしました。腹部は派手なカラーながら、全体的にまとまりある、美しいカラーになりました。これが自然の配色でることに驚かされます。 <br> <br> <br>使用については、好きに使って頂きたいです。耐久性もあり、多少ぶつけても耐えます。必要な場合は、アイの調整を行なって下さい。オフセットの場合は、ほぼ必要です。プライヤーで左右どちらかに少しずつ曲げて下さい。その際に接着剤での固定は不要です。 <br>製作からテストまで、1人で行っています。 <br>ご感想などありましたら、下記インスタアカウントや取引画面でご連絡下さい。 <br> <br>下記、設計ポイント <br>鱒類を想像させる顔 <br>鱒類を参考にし、ルアーに採用しても違和感のないよう、デフォルメを行いました。ハサミでのカットのため、バラツキはあります。また、目の製作は、一般的な、3Dアイとは違った方法で行なっています。そのため、真横からだけでなく、正面、斜め、様々な方向から雰囲気がでるように製作いたしました。 <br> <br>バランスの良い塗装 <br>塗装は、実際の魚模様を参考にしながら、ルアーとして良いカラーリングになるように行っています。また、ボディの上下で色の区別がはっきりとつくような配色を意識しています。この色の組み合わせは、魚と人間に好みの違いがあるかもしれませんが、良い色の組み合わせ、定番カラーが多く存在しています。このバランスを崩さないように、まとまりのある配色になるように塗装を行なっています。 <br> <br>強固なエポキシ樹脂 <br>本ルアーには、エポキシ樹脂を採用しています。最大の特長は、エポキシ樹脂は、塗料ではなく樹脂である点です。そのため、層を厚くし、強度を増すことができます。硬度より、耐衝撃性を重視し、やや柔らかめですがヒビは入り難いです。テストを重ね、必要強度を確保しつつ、しっかり泳ぎ、見た目も美しく出来るよう試行錯誤を重ねました。 <br> <br>空力をイメージした断面形状 <br>設計段階から、大学院時代に研究していた航空流体的考え方を取り入れたいと考えていました。空気には、水と同様に粘性があり、飛行する物体の大きさによって、性質が異なってきます。ルアーレベルの空力性能は、虫や鳥と同レベルです。しかし、これらの最も良い形状は、ルアーとして成立しません。あくまで性能が良くなる特徴として、尖った前縁形状をイメージしました。大半のルアーが、魚そのままの尾鰭に繋がるような形状を採用していますが、本ルアーがイメージするのは、虫や鳥の尖った翼前縁形状、また鳥類に見られる尖ったクチバシ、水面を割る爪です。これらをイメージし、断面形状のデザインに取り入れました。生物構造から着想を得て、ものづくり開発、研究に活かすバイオミメティクスを意識しました。 <br> <br>沈下時にバイブレーションする下面形状 <br>沈下時のバイブレーションはかなり重要な要素です。シンキングならどんな形状でも、バイブレーションするわけではありません。また、バイブレーションよりも速い沈下が必要な場合もあります。モデルによって、バランスを考慮しつつ作り込みました。 <br> <br>タングステンシンカー <br>鉛ではなく、タングステンを使用しています。比重が小さい方が良い場合もあり、これはルアーの目的によって変わってくる部分です。出来る限り、重心を低くすることで、泳ぎの安定性を目指しました。 <br> <br> サーキットボードリップ <br>当初は、ポリカでしたが、色々改良しても折れるので、サーキットボードを採用しました。接着も工夫し、変更してからの折れはありません。また、形状、角度適切なものを模索し、空力性能と泳ぎの両立を意識しました。リップが大きいと泳ぎ易いですが、取付によっては、空力性能を落とし接着部への負担を強めます。また、見た目的にも大きすぎると、これだけに頼って泳いでいるように見えてしまいます。様々なバランスを考え、妥協点を探りました。 <br> <br>超硬質ステンレス材 <br>ルアー用ではなく、針、バネ用の超硬質なものを、使用しています。そのため、加工が大変ですが、アイの調整がしっかり決まり、キャストミスでぶつけてしまった場合も、多少の衝撃に耐えることが出来ます。 <br> <br>使用に伴う劣化について <br>バルサルアーとしては、私が出来る限界まで耐久性を高めています。開発時に、気になる大破が無くなるまで改良しました。しかし、破壊点は必ずありますので、ご注意ください。 <br>破損、劣化など、場合によっては、簡単な修復が可能です。例として、テールフックの変形によるクリアコートのヒビ、ボディの摩耗などです。フックの変形は、ペンチで修正し、ヒビは瞬間接着剤を流して下さい。摩耗については、顔の先端、背中などから削れると思います。長く使用し、顔先端のバルサが見えた場合は、瞬間接着剤を塗って下さい。テスト時に、顔の先端を切り取ってみましたが、泳ぎに大きな影響はありません。また、全体的に傷が酷くなった場合は、紙やすりで磨いてコンパウンドで仕上げることも、ある程度は可能です。また、慣れが必要ですが、衝撃等でエポキシが層間剥離した場合は、ライターで一瞬炙るとエポキシが収縮して目立たなくなる場合があります。見た目の問題ですので、基本はそのままで大丈夫です。 <br>バルサルアーは、中が空洞ではありませんので、インジェクションのように砕けることは、ほぼ無いと思います。耐久性面で勝っている点もあると思います。 <br> <br>長い時間と資金をかけ、釣り以外の経験も多く生かして製作を行いました。見た目の精度については、これからも向上していきたいですが、スペックに関しては、これがこのルアーの限界です。ぜひ、使って頂き、良い魚をとって頂きたいと思います。よろしくお願いします。 <br> <br>製作の様子は時々、Instagramに投稿しています。 <br>アカウント名:kager0d0 <br>インスタは、精力的に活動してるわけではなく、たまに製作日の記録、出品告知として投稿しています。ご連絡があれば、リアクションする程度ですが、購入者様から感想など頂けることがあり、大変嬉しく思っています。 <br>フォローされた場合は、しっかりフォローバックいたしますが、たまに、詐欺アカウントと勘違いして無視する場合があります。メッセージを送って頂けると助かります。 <br>よろしくお願いします。 <br> <br> <br> <br>