<div style="COLOR: #000000;"> ヤマハの旧タイプのトランペットマウスピース、型番は「7B4」、シルバープレート（銀メッキ仕上げ）です。 </div> <div style="COLOR: #000000;"> ボディには「YAMAHA JAPAN 7B4」という精密な刻印がしっかりと深めに入っています。 </div> <div style="COLOR: #000000;"> <div> <br> </div> <div> <div> このタイプは、1960年代後半から1980年代前半までの10数年間のみ、金管楽器の最高峰メーカー、シルキーとヤマハが技術提携をしていた時代に製作されたマウスピースで、以前よりも評価の高まっているマウスピースです。 </div> <div> 昨今主流のコンピュータ旋盤で加工製作された、正確ではあるけども味気ないマウスピースと違って、1本1本に良い意味でのわずかな個体差があり、ハンドメイド感と人間味の感じられる優れたマウスピースです。 </div> <div> <div> <br> </div> <div> 現在のヤマハマウスピースとは外観のシェイプが異なり、クラシカルでややライトウェイトなデザインになっていて、こちらを好む方も多いと思います。 </div> <div> <br> </div> <div> ヤマハの金管楽器のマウスピースは、現在でもV.バックではなくシルキーのマウスピースに準じた型番表記になっています。 </div> <div> リム内径が大きくなるにしたがって数字も大きくなる番号の体系で、リム内径とカップの深さの他に、リムの形状とバックボアの形状まで大別できる優れたラベリングです。 </div> <div> <br> </div> <div> 当時ヤマハのトランペットを購入すると付属していた「11」は比較的残っていますが、それ以外の型番は製作時期が短かったこともあって現存数が少なく非常に入手困難な状況になってます。 </div> </div> </div> <div> <div> <div> <br> </div>「7B4」は高音域の演奏で定評ある型番の一つです。 </div> <div> <div> ヤマハのマウスピースはシルキーのマウスピースに多大な影響を受けてデザインされています。 </div> <div> <br> </div> <div> シルキーの「7B4」は、シルキーでも最も初期の1960年にはすでに数少ないラインナップに含まれていました。 </div> <div> 当初は「K」というアルファベットのみの型番で、1960年代中頃に「7B4」という型番に移行したようです。 </div> <div> 「K」が誰のモデルだったかは不明ですが、シカゴ交響楽団のトランペット奏者でもあったレノルド・シルキー氏の近くにいたトランペット奏者だと推測できます。 </div> <div> ヤマハの「7B4」は、シルキーの同型番「7B4」を意識してデザインされていることは明らかです。 </div> </div> <div> <br> </div> <div> 参考までに現在のヤマハの「7B4」のメーカー発表の仕様は、 </div> <div> <br> </div> <div> リム内径&nbsp;16.08mm </div> <div> カップ&nbsp;Bカップ（やや浅め） </div> <div> ボア（スロート）サイズ&nbsp;3.72mm（V.バックの#26相当） </div> <div> 「スロート径がやや大きく、ショルダーが鋭いスタイル。高音域が容易に吹け、明るく輝きのある音色。」 </div> <div> <br> </div> <div> と解説されています。 </div> <div> <br> </div> <div> リムの形状が特徴的で、内側のエッジは立ち気味で外側エッジはなだらかに落ちるクッションリムになっています。 </div> <div> 唇に強めにプレスした時はアンブシュアが安定して、あまりプレスしないときは唇のコントロールがしやすいという、2つの側面を併せ持つ独特な形状です。 </div> <div> 唇が少し厚めの方にも吹きやすいと思います。 </div> <div> <br> </div> <div> ヤマハのBカップは標準的なCカップよりもわずかに浅いくらいで、音色が薄っぺらになることはなく高音域の出しやすさと輝かしい音色を両立しています。 </div> <div> <br> </div> <div> 実際のボア（スロート）を計測ゲージで測定すると「#27（3.66mm）」でした。 </div> <div> シャンク先端部分はスライシング加工が施されていて、薄めで繊細に仕上げてあります。この辺りもシルキーのマウスピースを念頭にデザインされていることがうかがえます。 </div> <div> <br> </div> <div> 特徴的なリム、やや浅めのカップ、標準的なサイズのボア（スロート）、とバックボア形状を含めて絶妙にバランスがとられているマウスピースです。 </div> <div> 高音域でも音色が痩せることなく、太く存在感のあるサウンドが出せるマウスピースです。 </div> <div> 高音域が苦手な方、高音域を出すきっかけをつかみたい方にも、試してみる価値のあるマウスピースだと思います。 </div> <div> <br> </div> <div> 伝説的なジャズトランペッター、1956年に25歳という若さで交通事故で亡くなったクリフォード・ブラウンも、クッションリムのマウスピース（ニューヨーク時代のV.バック17C1）を使っていたようです。 </div> <div> <div> <br> </div> <div> 最近は吹奏楽でもジャズ、ポップスでは曲によってかなりの高音域が要求されるものが多くなってきていますので、曲によって、またフレーズなどの部分的にでもマウスピースを変えることで、ハードなプログラムをこなす手助けになることができます。 </div> </div> <div> <div> <br> </div> <div> 全体に良い状態を保っています。ところどころ小キズが見受けられますが、演奏には支障のない程度のものです。全体の銀メッキの状態も良好です。 </div> <div> マウスピースの表面とカップ内からバックボア、シャンク先端まで、綺麗に洗浄して適度に磨いてありますので、汚れなどの心配のまったくない清潔な状態にしてあります。 </div> <div> ヤマハコレクターの方にもいいと思います。 </div> <div> <br> </div> <div> <div> おてがる配送 ネコポスで、日本全国送料無料にてお送りします。 </div> <div> ネコポスはヤマト運輸による匿名配送で、配送状況の追跡が可能です。 </div> <div> 基本的にはポストに投函されるようですが、ポストに入らない場合は配達員の方からの手渡しになるので安心です。&nbsp; </div> <div> 上手く緩衝材を使いますので、厚み3cm以内での梱包でもまったく心配なくお送りできます。 </div> </div> <div> <br> </div> <div> 厳重に梱包の上、ご送付いたします。 </div> </div> </div> </div>