&nbsp;とある大きな宝石屋で働く「顔なじみのインド人」が、前回のタイ訪問時、かばんを持ってうろうろし、しきりに営業活動していたので、「珍しいなあ…」と思っていたら、なんと、今回、そのインド人が、「以前、勤めていた店をやめて、独立開業した…」というのです。そして、某を自分の店にいざない、いろいろと商品を見せてくれました。まあ、大した宝石は、ほぼ、何もなかったんですが、「また、後で寄るよ…」と言い残して、その場を後にしました。その後、そいつが以前勤めていた「インド系の大きな宝石店」に行き、「以前、ここで働いていた、太っちょの店員は、独立開業したんだってなあ…‥」と言うと、普段、ボス（某と仲良し。悪そうな顔の男）が座っている椅子に座っていた、ボスの弟が、表情を瞬時に変え、怒気を込めて、「独立なんかじゃなくて、奴は、店から蹴り出されたんだ…‥」と、蹴り出すジェスチャーをして語ってくれました。そこで、「どうして？」と尋ねると、どうやら、ボスの金を盗んだらしいです。「いくら盗んだんだ？」と尋ねると、「ボスからしゃべるなと言われているが、ミリオンだ・・・・・」との事。おそらく１００万バーツという事でしょうから、大体、日本円で４００万円。その額ならあり得るなあ…‥。おそらく、ボスから預かっていた金を持ってインドに帰国する際、「金が盗まれた…‥」とかなんとか言って、ボスの金を着服したのだと思う。しょぼくさい宝石がほとんどだったとは言え、店からの給料だけで買い揃えるのは、ちょいと難しいと思います。４００万円のうち、２００万円を使って、宝石を仕入れたと考えれば、つじつまが合うように思います。 <div> &nbsp;問題は、彼が、一年後に、この世に生存しているか否かです。聞いた話によると、インドの宝石業界でそういう事をした輩（やから）は、一年以上、窓のない、真っ暗な部屋に閉じ込められ、気が狂うまで、出してもらえないそうです。中には、部屋の中で、自殺するのもいるそうです。そういう部屋を、実際に見たという日本人業者もいます。今回、ボスの姿が見えなかったのは、ひょっとしたら、インドに帰って、その段取りをつけているのかもしれません。 </div> <div> &nbsp;ただ、この盗人のやつも、「親分肌で、しかも、笑いながら人を殺せそうな感じのやつ」ですので、ボスの送り込んだ殺し屋が返り討ちにあう可能性もあります。「極悪」対「凶悪」…‥。下克上の黒歴史が、今、始まろうとしています。行く末や、いかに・・・・・。&nbsp; </div> <div> &nbsp;さて、今回、皆様にご紹介するルースは、なかなか見つけるのが難しい宝石「ピンクジルコン」です。随分とちびっ子ですが、生意気にも、キラキラとよく輝いてくれます。ちょっとしたアクセサリーにいかがでしょうか？ </div>