戦前のパン・タッカー28mmです。 APS-Cサイズをほぼカバーします。
1940年代 Astro Berlin PAN TACHAR 28mm f/2.3 アストロ ベルリン パン タッカー ヴィンテージ シネ用? マウント付きの出品です。
コレクション整理のため出品します。 ドイツ、アストロベルリンの代表的な4群4枚構成、スピーディック型のパン・タッカー 28mm f/2.3です。
古いヴィンテージレンズですので、コンディション等、写真と説明文をよく確認いただきましてご入札の検討をお願いします。
シリアルナンバー32000番台、1940年代の生産と推測されます。 レンズヘッドよりは新しめのシネカメラ用らしきマウントに取り付けられています。 アリスタンダードに後部形状や直径が近いですが微妙に寸法も違いますし、ロック用の溝などがなく何のマウント規格かはわかりません。
画像の通り、レンズヘッド部がM20スクリューになっていてマウント部に接続されているので、レンズヘッドのみを取り出したうえでステップダウンリングとヘリコイドアダプタ等を組み合わせて、APS-Cサイズのミラーレスカメラで撮影に使用していました。
イメージサークルはAPS-Cのサイズとほぼ同じか少し足りていないくらいです、開放で遠景などの条件では周辺の光量落ちがあります。 (画像8,9,10枚目にサンプル撮影画像を載せています。 絞り開放、ボディFuji X-Pro1)。 フルサイズでは試していませんがAPS-Cにクロップしての使用が現実的かと思います。
絞りは清掃済みです。油浮きなく、開放から絞り込みまでスムーズに作動します。
ヘリコイドはありません。 鏡筒外観には年代なりのスレや塗装剥げが見られますが 、変形や打痕、固着はなく綺麗な方だと思います。
レンズの状態は年代のわりにはきれいです。 よく見ると見えるレベルの細かい拭き傷とチリの混入が少しあるくらいでカビ跡、クモリ等はありません。 コーティングは情報があまりなくノンコートなのかモノコートなのか判別しかねます。 ガラスの大きな傷や打痕、チップ等はありません。
レンズヘッド部の外径が約37mm、長さは約27.5mmです。 レンズ後部にM20(おそらく)の線条が切ってあります。 画像6枚目にレンズのおおむねの寸法を書いたメモを示しました(寸法の正確さは保証できませんので参考程度にどうぞ)。
ご不明点などありましたら、入札前にご質問ください。 改造ベース、研究用にご興味のある方、ご入札をお持ちしています。